
東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
WPIプロテインは、ホエイプロテインの一種で、たんぱく質以外の成分をできるだけ取り除くよう加工されたタイプです。乳糖や脂質を抑えた商品が多く、たんぱく質だけを効率的に摂取したい人から注目されています。
ただし、ホエイプロテインにはWPCやWPHなどの種類があり、それぞれ特徴が異なるため、違いを知らないまま選ぶと迷いやすくなります。
そのため、自分に合ったプロテインを選ぶときは、たんぱく質量だけでなく、脂質や糖質の量、飲みやすさなども含めて比較することが重要です。
本記事では、WPC・WPHとの違いを整理しながら、WPIプロテインの特徴と選び方をわかりやすく紹介します。

東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
WPIプロテインとは、たんぱく質以外の成分をできるだけ取り除くよう製造したホエイプロテインで、WPCよりもさらに高純度なたんぱく質源である点が特長です。
乳糖や脂質が少なく、たんぱく質の割合が高いことから、極力糖分や脂質の摂取を控えたい、高純度なプロテインを摂取したい、というこだわりの強い方に選ばれることが多いプロテインです。牛乳や乳製品でお腹が張りやすい人は、乳糖量の少なさが決め手になることもあります。
また、価格はやや高めになりやすい傾向にあるため、WPIという名称だけで決めるのではなく、1食あたりのたんぱく質量や糖質量、脂質量、副原料の内容まで確かめることがおすすめです。
朝食で不足しやすいたんぱく質の上乗せや運動後の栄養補給など、使う場面まで想定して選ぶことで自分に合ったプロテインを選択できるでしょう。
【関連記事】
ホエイプロテインとは?特徴や役割、おすすめの摂取タイミングも解説
ホエイプロテインは原料が同じでも、どこまで純度を高めるか、どのように加工するかで性質が変わります。
代表的なのが、以下の3種類の製法です。
| WPI (Whey Protein Isolate) | WPC (Whey Protein Concentrate) | WPH (Whey Protein Hydrolysate) | |
|---|---|---|---|
| たんぱく質量 (原料ベース) | 90%前後 | 75-80%程度 | 75-90%程度 |
| 製法 | WPCよりさらに分離・濃縮し、たんぱく質以外の成分をできるだけ取り除く。 | ホエイを分離・濃縮して、たんぱく質の純度を高める。 | ホエイたんぱく質を加水分解しペプチド化する。 |
| 特徴 | たんぱく質含有率が高く、乳糖や脂質が少ない商品が多く見られる。 | 加工度が比較的低く、価格を抑えやすい。 | ペプチド化されているため、体内で素早く利用されやすい。 加工の手間がかかるため、価格は高めになりやすい。 |
自分の目的に合わせて選ぶには、製法の違いを理解しておくことが重要です。
体質に合うかどうかや続けやすい価格か、飲みやすい味かまで含めて比較すると、自分に適したタイプが絞り込みやすくなります。
WPIプロテインは、大部分の乳糖や脂質などを取り除いた高純度のホエイたんぱく質です。
商品によっても異なりますが、たんぱく質含有量は約90%と高いため、たんぱく質をできるだけ多く摂りたい人や、糖質・脂質を抑えたい人に向いています。牛乳でお腹がゴロゴロしやすい場合でも試す価値がありますが、感じ方には個人差があるため、少量から試すと安心です。
たんぱく質含有率を優先しつつ、乳糖や脂質も抑えたい人にとって、WPIは選びやすい商品です。
WPCプロテインは、ホエイを分離・濃縮して作る一般的なタイプです。WPIに比べると加工度が低い分、価格を抑えやすく、初めてプロテインを選ぶ人にも手に取りやすい傾向があります。
その一方で、WPIと比べると乳糖や脂質を多く含んだ商品が多いため、牛乳でお腹が張りやすい人は様子を見る必要があります。
運動後だけでなく、普段のたんぱく質補給にも使いやすいので、続けやすさとコストを優先したい場合に検討しやすい選択肢です。
まずは無理なく習慣化したい、味の選択肢も重視したいという人には、WPCから試す方法も現実的といえます。
WPHプロテインは、ホエイたんぱく質を加水分解し、より短いペプチドの状態にしたタイプです。
あらかじめ分解を進めているため、すばやかな栄養補給を意識する場面で選ばれることがあります。トレーニング直後の利用を想定した商品も見られますが、加工工程が多い分、価格は高くなりやすく、独特の風味を感じる場合もあります。
そのため、価格や飲みやすさまで考慮して製品を選びたい人にとっては、慎重に考えるべきタイプといえるでしょう。
競技志向で補給のスピードまでこだわりたいのか、それとも毎日の続けやすさを優先したいのかで、必要性は大きく変わります。短時間での補給設計を重視する人ほど、特徴を活かしやすいタイプといえます。
WPIプロテインの魅力は、余分な成分を抑えながら、たんぱく質を効率よく補いやすい点にあります。
ここでは、そのほかのWPIプロテインを飲むメリットを紹介します。
ただし、合うかどうかには個人差があるため、成分表示や1食あたりのたんぱく質量を確認しながら、自分の生活に取り入れやすい商品を選ぶことが欠かせません。
WPIプロテインは、ホエイから乳糖をできるだけ取り除くように製造されているため、WPCより乳糖含量が少ない傾向があります。牛乳や乳製品をとるとお腹がゴロゴロしやすい人にも選ばれやすいのは、この特徴があるためです。
一方で、乳糖が少ないからといって、すべての人に不調が起こらないとは限りません。
体質によって感じ方は異なるため、最初は少量から試し、飲んだあとの様子を見ながら続けると安心です。商品ごとに配合は異なるため、原材料や栄養成分表示まで確かめながら選ぶことも重要です。
WPIプロテインは、脂質や糖質を抑えた商品が多いため、WPC製品と比較した場合、1杯あたり(同じたんぱく質量を摂取する時)の摂取カロリーを抑えやすい点が魅力です。
たんぱく質を補いたい一方で、余分なカロリーはなるべく増やしたくない減量中やボディメイク中では、特に使いやすさを感じやすい傾向にあります。間食の置き換えや食事でたんぱく質が不足したときの補助として使えば、栄養を足しながら全体のカロリーを調整しやすくなります。
ただし、低カロリーであっても飲む量が増えればカロリー摂取量は上がるため、安心して飲みすぎるのは避けたいところです。
そのため、成分表示を確認し、1食あたりのたんぱく質量やカロリー量を見ながら、自分の目的に合う範囲で取り入れることが重要です。
WPIプロテインは、一般に吸収が速いとされるホエイプロテインのなかでも、脂質や糖質を抑えた商品が多く、たんぱく質を補いたい場面で取り入れやすいタイプです。風味が比較的すっきりした商品も見られるため、運動後や朝食時など、食事量が十分にとりにくいタイミングでも活用しやすい傾向にあります。
特にトレーニング後は、食事だけで必要量を満たしにくいこともあるため、補助的に活用しやすい方法のひとつです。とはいえ、プロテインだけで栄養管理を完結させるのではなく、普段の食事を基本にして、不足分を補う形で使う意識が欠かせません。
WPIプロテインは、乳糖や脂質を抑えた商品が多く、たんぱく質を補いたい場面で取り入れやすい一方、選ぶ前に知っておきたいデメリットもあります。
目的と予算のバランスを見ながらさまざまな選択肢も含めて比較すると、無理なく続けられるでしょう。
WPIプロテインは、WPCより分離・濃縮工程が多いため、一般に価格が高めになりやすい傾向があります。ただし、実際の販売価格は商品やブランドによっても異なります。
それでも、1袋あたりの価格だけでなく、1食あたりのコストにも差が出やすいため、毎日取り入れる場合は費用面を確認しておきたいところです。運動量が多く、飲む回数が増える人ほど、月ごとの負担は大きくなりやすくなります。
たんぱく質含有量の高さを重視してWPIを選ぶ意味はありますが、価格面が気になる場合は、すべてをWPIにする必要はありません。
成分表示を見ながら、1食あたりのたんぱく質量と価格のバランスを確認し、運動後など必要な場面に絞って使う方法も選びやすい取り入れ方です。
WPIプロテインは、脂質や糖質を抑えた設計の商品が多く、風味がすっきりしやすい傾向があります。そのため、後味の軽さを飲みやすいと感じる人がいる一方で、濃厚な甘さやミルク感を求める人には物足りなく感じられることもあります。
毎日続けるものだからこそ、味の満足感が低いと飲む回数も減り、結果として習慣化しにくくなるケースもあるでしょう。
そのため、購入時は、たんぱく質量や価格だけでなく、フレーバーの種類や溶けやすさ、水で飲みやすいかまで確認するのが賢明です。また、はじめから大容量を買うのではなく、少量サイズやお試し品で相性を見る方法も有効です。
WPIプロテインは、成分だけでなく摂取するタイミングによっても使いやすさが変わります。
生活リズムや運動習慣に合わせてタイミングを決めると、無理なく続けやすくなるでしょう。
WPIプロテインは、トレーニング直後のたんぱく質補給に取り入れやすい選択肢のひとつです。
運動後から食事まで時間が空くタイミングで、手軽に飲めるプロテインがあると不足分を補いやすくなります。WPIは脂質や糖質が比較的少ない商品が多く、水にも溶けやすいため、運動後でもすっきり飲みやすいのが特徴です。
特に部活動やジムのあと、すぐに食事を用意できない場面では便利でもあります。ただし、プロテインだけで栄養摂取を完結させるのではなく、その後の食事で炭水化物やビタミン、ミネラルも一緒にとることが大切です。
あくまで不足分の補助として使うことで、日々の食事とのバランスを保ちやすくなります。
朝食は、出勤や通学の準備で時間をかけにくく、パンやおにぎりなど主食中心で済ませやすいため、たんぱく質が不足しやすい時間帯です。そうしたときにWPIプロテインを組み合わせると、朝の食事内容を整えやすくなります。
調理の手間を増やさずに取り入れやすい点も、朝食時に向く理由のひとつです。
また、朝は食欲が出にくく、肉や卵などを食べにくい人でも、飲み物として取り入れるほうが負担を感じにくい場合があります。ただし、プロテインだけで朝食を終えるのではなく、主食や果物などと一緒に食べることで、1日の食事バランスも考えやすくなるでしょう。
良質なたんぱく原料の使用に加えて1食分のビタミン・ミネラルを配合!世界に美味しさを認められたWINZONE ホエイプロテインはコチラ
小腹が空いたときの間食にWPIプロテインを取り入れると、たんぱく質を補いながら、間食の内容を見直しやすくなります。
間食を菓子類や甘い飲み物だけで済ませると、糖質に偏りやすく、食事までの空腹をうまくつなぎにくい場合があります。
その点、WPIプロテインは食事と食事の間にたんぱく質を補いたいときの選択肢として使いやすく、減量中やカラダづくりを意識している人にも取り入れられやすい方法です。
ただし、間食のたびに加えると1日の摂取量が増えやすいため、量や回数は調整したいところです。午後など空腹を感じやすい時間帯を決めて活用すると、必要以上に間食が増えるのを防ぎやすくなります。
WPIプロテインを選ぶときは、以下のように成分表示と飲みやすさの両方を確認することが大切です。
成分の内容だけで選ぶと飲みにくさが気になったり、味だけで選ぶと目的に合わなかったりすることもあります。購入前に確認する項目を絞っておくと、自分に合う商品を選びやすくなるでしょう。
WPIプロテインを選ぶ際は、まず1食あたりでどれだけたんぱく質を摂れるかを確認することが重要です。
同じWPIでも配合量は商品ごとに異なるため、WPIといった商品名だけでは判断できません。あわせて、脂質や炭水化物の量も見ておくと、減量中や食事管理をしている場面でも選びやすくなります。
食品の栄養成分表示では、たんぱく質をはじめ、脂質や炭水化物、食塩相当量などが一定のルールで表示されているため、複数の商品を比べるときの目安として使いやすい傾向にあります。
また、原材料欄まで確認し、甘味料や香料など気になる成分がないかを見る習慣も、購入後に「思っていた商品と違った」と感じにくくなるでしょう。
WPIプロテインは、成分がよくても味が合わなければ継続しにくくなります。
毎日飲む可能性があるものだからこそ、好みの風味を選ぶことは重要です。特に朝食時や間食時に取り入れたい場合は、水でも飲みやすいか、甘さが強すぎないか、後味が気にならないかといった要素まで確認しておくと無理なく続けやすくなります。
たとえば、朝に飲むならすっきりした味、間食として取り入れるなら満足感のある味といったように、使う場面に合わせて選ぶのも継続性を高める方法のひとつです。
溶けやすさや飲むタイミングとの相性まで見ておくと、自分の生活に無理なく取り入れやすくなります。
モンドセレクション最高金賞や国際味覚認証の取得など世界からお墨付きのおいしさを誇るWINZONE ホエイプロテインはコチラ
WPIプロテインは、高純度のホエイプロテインであり、乳糖や脂質をできるだけ抑えながら、たんぱく質を補いたい人に向いているタイプです。トレーニング後の補給はもちろん、朝食や間食でたんぱく質が不足しやすい場面にも取り入れやすい傾向にあります。
その一方で、WPCより価格が高めになりやすいことや、商品によっては風味があっさりしていて好みが分かれることには目を向けておきたいところです。
そのため、選ぶときは、WPCやWPHとの違いを理解したうえで、価格や味、飲むタイミングといったさまざまな要素を含めて比較することで、自分に合うかを判断しやすくなります。
プロテインは、あくまで普段の食事を補うための食品です。食事とのバランスを見ながら、自分の目的や生活リズムに合った商品を選ぶことで、日々のたんぱく質補給を無理なく続けやすくなります。