
東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
プロテインはカラダづくりに欠かせない栄養素です。一方で、粉っぽさや独特の風味が苦手で、続けられない方も多いのではないでしょうか。実は、選び方や飲み方を工夫するだけで、プロテインはグッと美味しくなります。
本記事では、美味しいプロテインの選び方と作る際のコツ、さらに美味しく飲むためのアレンジ方法を紹介します。プロテインが美味しくないと感じている方は、ぜひご覧ください。

東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
プロテインが美味しくないと感じる理由には、以下のものがあります。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
プロテインが粉っぽく感じる主な原因は、溶け残りと水分量の少なさです。粉末に対して液体が少ないと溶け切らずにダマが残り、ざらついた飲み心地になります。
また、プロテインの種類によって溶けやすさは異なり、カゼインプロテインやソイプロテインは、ホエイプロテインと比べて溶けにくい傾向があります。
粉っぽさが気になる場合は、液体の量を増やしたりシェイカーでしっかり振ったりするなど、作り方を見直してみましょう。
プロテインが美味しくないと感じるもうひとつの原因が、原料由来の独特な風味です。ホエイプロテインは牛乳由来のため乳製品特有の風味が、ソイプロテインは大豆由来のため青臭さやえぐみが感じられることがあります。
これは原料そのものの特性によるもので、フレーバーが少ない製品や無添加タイプほど風味が出やすい傾向があります。
風味が気になる場合は、フレーバーの種類が豊富な製品を選んだり、牛乳や豆乳で割ったりするなど飲み方を工夫してみましょう。
また、同じチョコレート味やバニラ味といったフレーバーでも、メーカーによって甘さや風味の特徴は大きく異なります。現在飲んでいる製品が口に合わない場合は、別のメーカーの製品を試してみるのもひとつの方法です。
美味しく続けられるプロテインを見つけるには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。主なポイントは、以下の4つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プロテインを毎日続けるには、味が自分に合っているかどうかが大切です。プロテインのフレーバーにはチョコレート・ココア系やバニラ系、フルーツ系などがあり、甘みが強いものからさっぱりしたものまで幅広くあります。
栄養価が高くても飲みにくいと感じると続けにくくなるため、まずは自分が飲みやすいと思える味を選ぶのがおすすめです。複数のフレーバーを展開している製品なら、気分や飲むタイミングに合わせて味を変えながら続けられます。
ITIやモンドセレクションなどの受賞歴を参考にする
プロテインを選ぶ際に、ITI(国際味覚審査機構)やモンドセレクションの受賞歴を参考にするのもひとつの方法です。
ITIは、世界トップクラスのシェフやソムリエによるブラインドテイスティングで「味」を審査する機関です。一方、モンドセレクションは味だけでなく、成分や品質・パッケージなどをトータルで評価する品評会として知られています。
どちらも一定の基準を満たした製品に贈られるものなので、プロテインを選ぶ際の参考のひとつとして活用してみるとよいでしょう。
プロテインの溶けやすさは、原料の種類によって異なります。ホエイプロテインは水に溶けやすい性質があるため、なめらかに仕上がりやすい傾向があります。
一方、カゼインプロテインは水に溶けにくい性質があるため、ダマになりやすい点には注意が必要です。ソイプロテインも水には溶けにくく、独特のとろみが出ることがあります。
そのため、粉っぽさが気になる人や手軽に飲みたい人は、まずホエイプロテインベースの製品から試してみるといいでしょう。
プロテインを選ぶ際、実際に飲んだ人の口コミや評価を参考にするのもひとつの方法です。
味や溶けやすさは飲んでみないとわからない部分が多いため、購入前にレビューを確認しておくと失敗を減らせます。
ただし、口コミはあくまで個人の感想です。体質や味の好みによって、評価が分かれることも少なくありません。気になる製品があれば、複数の口コミを見比べたうえで判断するとより参考になるでしょう。
プロテインはある程度続けて飲むことが前提のため、いきなり大容量を購入すると「味が合わなかった」「飲みにくかった」という失敗につながりやすいです。
お試しサイズや小容量タイプであれば、少ない負担で自分に合った味や飲みやすさを確かめられます。最近は、複数フレーバーのお試しサイズをそろえているメーカーも増えています。気になる味をいくつか試してから、大容量を購入するのがおすすめです。
プロテインは作り方を少し工夫するだけで、飲みやすさが大きく変わります。プロテインを美味しく作るコツには、以下の3つがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プロテインを作る際は、先に水や牛乳などの液体をシェイカーに入れてから、プロテインの粉を加えるのがポイントです。粉を先に入れてしまうと、底に粉が溜まって溶け残りやすくなり、ダマの原因になります。
その点、液体を先に入れることで粉全体に液体が行き渡りやすくなり、なめらかに仕上がりやすくなります。順番を意識するだけで粉っぽさや溶け残りを減らせるので、ぜひ試してみてください。
プロテインを溶かす際は、シェイカーでしっかり振ることが大切です。軽く混ぜるだけではダマが残りやすいため、フタをしっかり閉めてから10〜20回程度振りましょう。
また、冷水で溶かすと粉が溶けにくくなる場合があります。溶けが悪いと感じるときは、常温の水を使うと溶けやすくなるでしょう。
シェイカーにブレンダーボール(金属製のボール)が付属している場合は、一緒に使うとよりなめらかに仕上がります。
プロテインは飲む直前に作るのが基本で、作り置きは避けましょう。溶かした状態で長時間放置すると、雑菌が繁殖しやすくなります。また、時間が経つと酸化が進み、風味が落ちて飲みにくくなることもあります。
外出先で飲みたい場合は、溶かした状態で持ち運ぶのではなく、粉末を小分けにして持参し、飲む直前に作るようにしましょう。
飲み方を少し変えるだけで、プロテインの味わいは大きく変わります。プロテインを美味しく飲むためのアレンジ方法には、例えば以下の8つが挙げられます。
自分好みのアレンジを見つけると、毎日続けやすくなるでしょう。
水の代わりに牛乳で割ると、プロテイン特有の粉っぽさが和らぎ、まろやかで飲みやすくなります。
牛乳にはカルシウムやビタミンB群、ビタミンDなどの栄養素が含まれているため、プロテインと一緒に幅広い栄養素を補えるのもポイントです。ただし、水に比べてカロリーが高くなる点には注意が必要です。
また、牛乳に含まれる乳糖でお腹の調子が気になる人は、豆乳やアーモンドミルクに替えてみるのもひとつの方法です。
豆乳で割ると、牛乳と比べてカロリーや脂質を抑えながらプロテインを飲めます。
豆乳には鉄・カリウム・マグネシウムなど豆乳由来の栄養素が含まれているため、プロテインと一緒にこれらの栄養素も補えるのがポイントです。
また、牛乳に含まれる乳糖でお腹の調子が気になる人にとっても飲みやすいでしょう。豆乳を使う場合は、添加物の少ない無調整豆乳を選ぶとカロリーを抑えやすくなります。
オレンジジュースで割ると、爽やかな酸味と甘みが加わりプロテイン特有の風味を感じにくくなるため、飲みやすさが大きく変わります。
使用するジュースは果汁100%のものを選ぶと、余分な添加物や糖質を抑えやすくなります。また、フレーバーはプレーンタイプのプロテインと相性がよく、オレンジジュース本来の味を活かして飲みやすくなるでしょう。
ただし、ジュースにも糖質が含まれているため、カロリーが気になる場合は摂取量を意識しましょう。
プロテインを無糖コーヒーで割ると、コーヒーのほろ苦さがプロテインの甘みを和らげ、すっきりとした飲み口になります。カロリーをほぼ増やさずにアレンジできるため、カロリーを抑えたい人にも向いています。
チョコレート系やバニラ系のフレーバーとの相性がよく、カフェモカやカフェラテに近い味わいを楽しめるでしょう。ただし、熱いコーヒーで割るとプロテインがダマになりやすいため、常温のものを使うのがおすすめです。
また、就寝前の摂取はカフェインが睡眠に影響する場合があるので、飲むタイミングにも気をつけましょう。
スポーツドリンクで割ると、運動中や運動後の水分補給と同時にプロテインを摂れるのが魅力です。
さっぱりとした飲み口になるため、運動後に食欲がない場面でも飲みやすくなります。フルーツ系やヨーグルト系のフレーバーと相性がよく、飲みやすいでしょう。
ただし、スポーツドリンクには糖質が含まれているため、カロリーが気になる場合は摂取量に注意が必要です。
ヨーグルトにプロテインを混ぜると、飲むのではなく食べる感覚で摂取でき、満足感が高まりやすくなります。ヨーグルトにはカルシウムや乳酸菌が含まれており、プロテインと一緒に腸内環境にも配慮した栄養補給ができます。
プロテイン特有の風味もヨーグルトの酸味で和らぐため、ドリンクタイプが苦手な人にも試しやすい方法です。
使用するヨーグルトは無糖タイプを選ぶと、余分な糖質を抑えられます。また、フルーツやグラノーラをトッピングすれば、朝食や間食としてもそのまま食べられます。
プロテインをスムージーにすると、野菜や果物と一緒にたんぱく質・ビタミン・食物繊維をまとめて摂れるのが魅力です。バナナやベリー系のフルーツとの相性がよく、プロテイン特有の風味も感じにくくなります。
ほうれん草や小松菜などの野菜を加えて、グリーンスムージーにするのもおすすめです。野菜が苦手な人でも飲みやすく仕上がるでしょう。朝食代わりや運動後の栄養補給として取り入れやすく、毎日の味のバリエーションを増やしたい人にも向いています。
氷を1〜2個追加してシェイクするだけで、いつものプロテインがシェイクのような飲み心地に変わります。とくに、暑い時期や運動後など、冷たいものが飲みたい場面にぴったりの方法です。
冷蔵庫で作った氷をそのままシェイカーに入れるだけなので、手間もほとんどかかりません。シンプルながら飲みやすさが大きく変わるため、まずは試してみるとよいでしょう。
プロテインは水や牛乳で割るのが基本ですが、豆乳・オレンジジュース・無糖コーヒーなど、割る飲み物を変えるだけで味わいが大きく変わります。ヨーグルトに混ぜたりスムージーにしたりと、飲む以外の楽しみ方もあります。
同じ飲み方が続いて飽きてきたら、ぜひ今回紹介したアレンジを試してみてください。自分に合った飲み方を見つけることが、プロテインを無理なく続けるコツです。