
東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
プロテインを試したことはあるものの、「甘すぎて飲み続けられなかった」「においが気になってしまった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ひと口にプロテインといっても、フレーバーの種類や甘さ、口当たりはメーカーや製品によってさまざまです。そのため、自分にあったものを選ぶにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
本記事では、プロテインが飲みにくいと感じる原因を解説します。あわせて、自分にあったフレーバーの選び方や、飲みやすくするコツも詳しく紹介します。

東郷克彦
薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。
プロテインが飲みにくいと感じる原因には、以下の4つが挙げられます。
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
市販のプロテインの多くには、甘みを出すために甘味料や香料が配合されています。商品によって甘さの強弱はさまざまですが、初めて飲む方にとっては「思っていたより甘くて飲みにくい」と感じるケースもあります。
甘さが気になる場合は、パッケージやラベルで甘味料の種類を確認しましょう。そのうえで、「甘さ控えめ」をうたった商品やナチュラルフレーバーのタイプを選ぶのがおすすめです。
また、牛乳ではなく水で割ると甘みが和らぐため、まずは割り方を変えてみるのもひとつの方法です。
プロテインの後味が重く感じられる主な原因は、たんぱく質の製法に由来する苦みや、甘味料・香料の風味が口のなかに残ることです。とくに、ホエイプロテインを水で溶かした場合、後味のくどさが出やすい傾向があります。
牛乳や豆乳で割るとまろやかさが加わり、後味が気になりにくくなるので、一度試してみるのがおすすめです。
また、チョコレートやコーヒー系のフレーバーは後味が強めに感じやすく、後味を抑えたいならフルーツ系やヨーグルト系のさっぱりしたフレーバーが飲みやすいでしょう。
プロテインのにおいが気になる主な原因は、原料そのものの風味にあります。ホエイプロテインは牛乳由来のため、乳臭さが出やすく、ソイプロテインは大豆特有の青臭さが感じられることがあります。
また、開封後に時間が経つほど酸化が進み、においが強くなりやすい点にも注意が必要です。においが苦手な場合は、フルーツ系やチョコレート系など香りの強いフレーバーを選ぶと気になりにくくなります。
コーヒーや豆乳で割るのも、風味をやわらげるのに効果的です。においよりも飲みやすさを優先したい方には、ソイよりもホエイのほうが比較的クセが少ないでしょう。
粉っぽさの原因は、プロテインが水や牛乳にしっかり溶け切っていないことが多いです。溶かす液体の量が少ない場合や、粉を先に入れてから液体を注いだ場合は、ダマが残って粉っぽい飲み口になりやすくなります。
シェイカーに液体を先に入れ、後からプロテインパウダーを加えて10〜15回程度しっかり振ると、ダマになりにくくなります。
それでも粉っぽさが気になる場合は、バナナやベリーなどのフルーツと一緒にミキサーでスムージーにするのもひとつの方法です。
また、商品によって溶けやすさに差があるため、溶解性の高さをうたった商品を選ぶのも粉っぽさを解消するうえでおすすめです。
飲みやすいプロテインを見つけるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
プロテインのフレーバーは、チョコレートやバニラ、コーヒー、フルーツ系など幅広く展開されています。初めて選ぶ際は、普段から好んで飲んでいるドリンクや食べ物の味に近いフレーバーを基準にするとギャップを感じにくく、継続しやすくなります。
たとえば、甘いものが好きな方にはチョコレートやバニラ、さっぱりした飲み物が好きな方にはフルーツ系やヨーグルト系が合いやすいです。
慣れない味を無理に選んでしまうと、飲み続けることが負担になりやすいため、まずは自分の好みに近いものから試してみましょう。
プロテインは原料によって風味のクセが大きく異なります。ホエイプロテインは牛乳由来で比較的クセが少なく、初めての方でも飲みやすいとされています。一方、ソイプロテインは大豆が原料のため、独特の青臭さを感じることがあり、好みが分かれやすいです。
プロテインを続けられるかどうかは、味だけでなく、風味のクセが自分に合うかどうかも重要です。購入前に原料の種類を確認しておくと、選びやすくなります。
ITI(International Taste Institute)は、ベルギーに本部を置く国際味覚審査機構で、外観・香り・味・食感・後味の5つの基準をもとに専門のシェフやソムリエが審査を行います。
モンドセレクションはベルギー発祥の品質評価機関で、100点満点のスコアによって金賞や最高金賞などが授与されます。
どちらも第三者機関による客観的な評価のため、「どれを選べばいいかわからない」という場合の参考にしやすいです。
ただし、受賞歴はあくまで品質や味のひとつの指標であり、自分の好みと必ずしも一致するわけではないため、口コミもあわせて確認しておくと選びやすくなります。
味の感じ方は個人差が大きく、同じ商品でも「甘すぎる」と感じる人もいれば「ちょうどいい」と感じる人もいます。
そのため、購入前にSNSや通販サイトの口コミ・レビューを確認しておくと、実際に飲んだ人の感想をもとに味のイメージをつかみやすくなります。ただし、口コミはあくまで個人の感想であるため、複数の意見を比較しながら判断しましょう。
プロテインは大容量で販売されていることが多いです。しかし、味や飲みやすさが自分に合わなかった場合、無駄にしてしまうこともあります。そのような場合は、少量サイズやお試しセットから始めるのが賢明です。
ブランドによっては1回分ずつ小分けになったサンプルや、複数のフレーバーをまとめて試せるトライアルセットを販売しているところもあります。
実際に飲んでみて自分の口に合うものを見つけてから大容量を購入すれば、コストを抑えながら自分にあったプロテインを見つけられます。
初めてプロテインを購入する際、どのフレーバーを選べばいいか迷う方も多いです。
大きく分けると以下の3つの系統があるため、普段の好みと照らしあわせながら選んでみるのがおすすめです。
それぞれの特徴について詳しく紹介します。
普段からチョコレートや甘いドリンクが好きな方には、チョコレート・バニラ・バナナ系のフレーバーが飲みやすいです。
チョコレート系はプロテインのなかでも定番中の定番で、ホットチョコレートのような風味が食事感覚で楽しめます。
バニラ系は甘さのなかにもすっきりとした飲み口のものが多く、クセが少ないため初めての方にも選ばれやすいフレーバーです。
バナナ系はフルーツの自然な甘みが感じられ、牛乳とあわせるとバナナジュースに近い味わいになります。チョコレート・バニラ・バナナ系はいずれも甘さがしっかりあるため、甘いものが苦手な方には少し濃く感じることがあります。
「甘いものは得意ではないけれどプロテインは飲みたい」という方には、フルーツ系やヨーグルト系のフレーバーが向いています。
ヨーグルト系は適度な酸味がプロテイン特有の粉っぽさや素材のえぐみをやわらげてくれるため、後味がすっきりしているのが特徴です。フルーツ系はピーチやベリー、リンゴなど種類が豊富で、ジュース感覚で飲めるものも多くあります。
また、運動後に甘いものを飲むのが苦手な方でも、さっぱりとした飲み口で喉の渇きを癒しやすい点から、選ばれやすいフレーバーです。
「甘すぎるのは苦手だけど、さっぱりしすぎるのも物足りない」という方には、抹茶やミルクティー系のフレーバーがちょうどよい選択肢になります。
ミルクティー系は紅茶のやさしい香りとミルクのまろやかなコクが合わさり、甘さを抑えながらも飲みごたえのある味わいが特徴です。
抹茶系は茶葉由来のほどよい苦みが甘さを引き締めてくれるため、くどさを感じにくいフレーバーです。どちらも水で割っても風味が損なわれにくく、牛乳や豆乳で割るとよりクリーミーな飲み口になります。
プロテインを飲みやすくする方法には、以下の4つがあります。
それぞれ詳しく見ていきます。
プロテインは水で割るのが基本ですが、何で割るかによって味わいや飲み口が大きく変わります。
たとえば、牛乳で割るとコクとまろやかさが加わり、チョコレートやバニラ系のフレーバーとの相性がとくによいです。豆乳で割ると牛乳よりもさっぱりとした仕上がりになり、独特の風味が気になる方でも飲みやすくなります。
コーヒーで割るとカフェ風の風味が加わり、プロテイン特有のくどさを感じにくいです。フルーツ系のフレーバーにはジュースで割る方法も合いやすく、よりジュース感覚で飲めるでしょう。
いずれも割る飲み物を変えるだけで手軽に味を調整できるため、飽きずに続けやすくなります。
プロテインをそのまま飲むのが苦手な場合、スムージーやヨーグルトに混ぜるのが効果的です。
バナナやベリーなどのフルーツと一緒にミキサーにかけてスムージーにすると、フルーツの甘みや香りがプロテイン特有のにおいや粉っぽさをカバーしてくれるため、飲み物というよりも食事感覚で摂りやすくなります。
ヨーグルトに混ぜる場合は、スプーンでよく混ぜるだけで手軽に作れるうえ、酸味がプロテインのくどさをやわらげてくれるのでデザート感覚で食べられます。
いずれも特別な準備が不要なので、忙しい朝や間食のタイミングにも取り入れやすいです。
プロテインに氷を加えて冷やして飲むと、甘みや風味が穏やかになり、すっきりとした飲み口になります。とくに夏場や運動直後など、冷たいものを飲みたいタイミングにも向いています。
ただし、最初から氷と一緒にシェイクするとプロテインが溶けにくくなることがあるため、まず常温の水や牛乳でしっかり溶かしてから氷を加えるのがおすすめです。
氷を数個入れるだけで口当たりがなめらかになり、においや後味も感じにくくなるため、プロテインが苦手な方でも飲みやすくなります。
コップにスプーンで混ぜるだけではプロテインが溶け残りやすく、ダマや粉っぽさの原因になりがちです。そこで活躍するのがシェイカーです。上下に振る動作で粉末と液体がまんべんなく混ざり合い、なめらかな飲み口になります。
使い方のコツとして、先に水や牛乳を入れてからプロテインパウダーを加えると溶けやすくなります。蓋をしっかり閉めて10〜15回程度上下に振れば、ダマが残りにくいです。
ただし、熱湯で溶かすとたんぱく質が固まってしまうことがあるため、常温か冷たい液体を使いましょう。
プロテインが飲みにくいと感じる原因の多くは、フレーバー選びや飲み方の工夫で解消できます。まずは普段の好みに近いフレーバーを選びましょう。
口に合わなかった場合は、割る飲み物を変えたり、スムージーやヨーグルトに混ぜたりして、少しずつ自分にあった飲み方を見つけていくことが続けるうえでのポイントです。
最初から大容量を購入するのではなく、お試しセットや少量サイズから始めると、無駄なく自分にあったものを選べます。
飲みやすさにこだわりながら、無理のないペースで取り入れてみてください。