朝食はプロテインだけにしてもよい?おすすめの組み合わせも紹介

朝食を手軽に済ませたいとき、プロテインは便利な選択肢のひとつです。水や牛乳に溶かすだけでたんぱく質を補給できるため、忙しい朝や食欲がない日にも取り入れやすいでしょう。

しかし、朝食をプロテインだけで済ませることは、基本的にはおすすめしません。健康的な食生活を意識するうえでは、たんぱく質だけでなく、糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などもあわせて摂ることが大切です。

この記事では、朝食をプロテインだけにするのがおすすめできない理由や注意点、上手な活用方法について詳しく解説します。

東郷克彦

東郷克彦

薬学博士・MBA・薬剤師免許保持。
岡山大学大学院修了後、製薬会社で薬物動態研究に従事し、ヒト細胞研究を推進。大阪大学大学院にて薬物代謝酵素の遺伝子変異研究で博士号取得。
研究と経営の融合に挑み、科学の成果を社会価値へつなげることに情熱を注ぐ。
座右の銘は「情けは人の為ならず」。

目次

【結論】朝食をプロテインだけにするのは基本的におすすめしない

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結論からいうと、朝食をプロテインだけにするのは基本的におすすめしません。

プロテインは、たんぱく質を補う食品として役立ちます。一方で、商品によっては糖質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが十分に含まれていないこともあります。朝から活動するためには、たんぱく質だけでなく、ごはんやパン、果物などに含まれる炭水化物も大切です。

たとえば、プロテインに加えて、おにぎりやバナナ、具だくさんの味噌汁などを組み合わせれば、栄養バランスを整えやすくなります。プロテインは、朝食で足りない栄養を補うものと考えて取り入れましょう。

朝食にプロテインだけ飲むのをおすすめできない理由

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朝食にプロテインだけ飲むことをおすすめできない理由には、栄養がたんぱく質に偏りやすいことが挙げられます。朝は、1日の中でも特に栄養が枯渇している状態です。そのため、主食・副菜・主菜・牛乳・乳製品などをまんべんなく食べることが重要とされています。

ほかにも、朝食にプロテインだけを摂取するのがおすすめできないのには以下の理由が挙げられます。

  • 糖質が足りずにエネルギーが不足する
  • ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすい
  • 噛む食事が減って満足感を得にくい

糖質が足りずにエネルギーが不足する

朝食をプロテインだけにすると、糖質が不足しやすくなります。糖質は炭水化物に含まれる栄養素のひとつであり、カラダを動かすための重要なエネルギー源です。

朝は、夕食から時間が空いた状態で迎えることが多く、日中の活動に向けて栄養を補いたいタイミングです。そこでプロテインだけにしてしまうと、たんぱく質は補えても、活動に必要なエネルギー源が不足しやすくなる場合があります。

朝にプロテインを飲む場合は、おにぎりや食パン、オートミール、バナナなど、糖質を含む食品を組み合わせることで忙しい朝でも無理なく朝食の内容を整えやすくなります。

ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足しやすい

プロテインだけの朝食では、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しやすくなります。これらの栄養素は、バランスのよい食生活を送るうえで欠かせない成分です。

しかし、一般的なプロテイン製品はたんぱく質補給を主目的としているため、野菜や果物に含まれるような多様なビタミン・ミネラル・食物繊維を十分に含んでいるわけではありません。そのため、野菜・果物・海藻・きのこ・豆類など、さまざまな食品から摂ることが基本です。

たとえば、プロテインにバナナやキウイを添える、野菜スープや味噌汁を加えるといった工夫で朝食のバランスを整えやすくなります。プロテインを選ぶ際も、ビタミン・ミネラルが配合されているか確認しておくと安心です。

噛む食事が減って満足感を得にくい

朝食をプロテインだけにすると、噛む行為がないため固形食より満足感を得にくくなることがあります。

飲み物だけの食事は短時間で済ませられる反面、食べた実感が残りにくく、間食や昼食の食べすぎにつながる可能性もあります。特にダイエット中は、摂取カロリーを抑えることに意識が向きがちです。しかし、空腹感を無理に我慢する方法は続けにくく、食事全体のバランスも崩れやすくなります。

朝にプロテインを活用するなら、ゆで卵や果物、ナッツ、全粒粉パンなど、噛んで食べられる食品を少し加えることで満足感を高めながら栄養バランスも整えやすくなるでしょう。

朝食にプロテインを取り入れるメリット

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朝食にプロテインを取り入れるメリットは、忙しい朝でもたんぱく質を補給しやすい点にあります。

ここでは、朝食にプロテインを取り入れるメリットとして、以下の2点を解説します。

  • 起床後のたんぱく質補給がしやすい
  • 朝食を手軽に済ませたいときに利用しやすい

起床後のたんぱく質補給がしやすい

朝食にプロテインを取り入れることで、起床後のたんぱく質を補いやすくなります。

就寝中は食事をとらない時間が続くため、朝食では日中の活動に向けて栄養を摂ることが大切です。しかし、朝から肉や魚を調理する時間がない場合や、卵・納豆などを食べる習慣がない場合もあるでしょう。

プロテインであれば、水や牛乳などに溶かすだけで一定量のたんぱく質を手軽に摂取できるため、朝でも活用しやすいのが特徴です。

ただし、摂りすぎには注意し、普段の食事量とのバランスを見ながら活用しましょう。

朝食を手軽に済ませたいときに利用しやすい

プロテインは、朝食を手軽に済ませたいときに利用しやすい食品です。朝は時間が限られていることも多く、食事の準備に十分な時間をかけられない方も少なくありません。

粉末タイプであれば、シェイカーに水や牛乳を入れて混ぜるだけで準備できるため、調理や片づけの手間を減らせます。また、食欲がない日でも、飲み物としてなら口にしやすい場合があります。ただし、手軽だからといって毎朝プロテインだけにするのは避けたいところです。

エネルギー源となる糖質や、ビタミン・ミネラル・食物繊維を補うために、バナナやオートミール、全粒粉パンなどを組み合わせて、朝食のバランスを整えることが重要です。

朝のプロテイン活用が向いている人

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特に、朝にプロテインを活用するのが向いているのは、朝食でたんぱく質を十分にとりにくい人です。

ただし、プロテインはあくまで食事を補うための食品です。朝食そのものを置き換えるのではなく、主食や野菜スープなどと組み合わせて、食事全体のバランスを整える必要があります。

ここでは、朝にプロテインを活用しやすい人の特徴を3つ紹介します。

  • 忙しくて朝食に時間をかけにくい人
  • 朝は食欲が出にくい人
  • たんぱく質摂取を意識したい人

忙しくて朝食に時間をかけにくい人

忙しくて朝食に時間をかけにくい人は、朝にプロテインを活用するのが向いています。

朝は身支度や通勤・通学の準備で慌ただしく、肉や魚、卵料理などを用意する時間が取れないこともあるでしょう。その結果、朝食を抜いたり、菓子パンやコーヒーだけで済ませたりすると、たんぱく質を十分にとりにくくなります。

プロテインであれば、水や牛乳などに溶かすだけで飲めるため、短時間で準備できます。忙しい朝でも、朝食にたんぱく質を加えやすい点がメリットです。

さらに、バナナやおにぎりなどを一緒に用意することで、糖質やそのほかの栄養素も補いやすくなります。忙しい朝ほど、無理なく続けられる形で朝食を整えることが重要です。

朝は食欲が出にくい人

朝は食欲が出にくい人にも、プロテインは取り入れやすい選択肢です。起床直後は、固形物を食べるのがつらいと感じる方もいます。そのような場合でも、飲み物として摂取できるプロテインなら、肉や魚、卵などを食べるより負担が少ない場合があります。

ただし、食欲がないからといって、プロテインだけで朝食を済ませる状態が毎日続くのは望ましくないため、食欲の状態を見ながら朝食の内容を整えることが大切です。

また、朝は食欲が出ないといった慢性的な症状に悩みを抱えている場合には、医師へ相談するのもひとつの方法です。

たんぱく質摂取を意識したい人

筋トレや運動習慣があり、日々のたんぱく質摂取量を意識している方にも、朝のプロテイン活用は向いているといえます。

たんぱく質はカラダを構成する重要な栄養素であり、日々の食事から継続して摂ることが大切です。一方で、朝食はごはんやパンなどの主食に偏りやすく、卵・魚・肉・大豆製品などの主菜が少なくなることがあります。

普段の朝食でたんぱく質が不足しやすい人は、プロテインを加えることで食事内容を整えやすくなります。ただし、体格や活動量、普段の食事内容によって必要量は異なるため、1日の食事全体を見ながら無理のない範囲で取り入れることが重要です。

朝食にプロテインを取り入れる際のポイント

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朝食にプロテインを取り入れる際は、プロテインだけで済ませず、ほかの食品と組み合わせることが大切です。

プロテインはたんぱく質補給に役立ちますが、糖質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維まで十分に補えるとは限りません。朝から活動するためには、エネルギー源となる糖質も必要です。

たとえば、プロテインに以下の食事を組み合わせると、朝食としてのバランスを整えやすくなります。

  • バナナやおにぎり
  • 全粒粉パン
  • ヨーグルト
  • オートミール
  • 野菜スープ

など

また、普段の食事でたんぱく質を十分に摂取できている場合は、無理に追加する必要はありません。商品に記載された摂取目安量を確認し、1日の食事全体を見ながら取り入れましょう。

朝食におすすめのプロテインの選び方

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朝食に取り入れるプロテインは、たんぱく質量だけでなく、続けやすさや栄養設計も含めて選ぶことが大切です。

ここでは、プロテインを選ぶ際に気を付けるポイントを紹介します。

  • たんぱく質量だけでなく続けやすさで選ぶ
  • ビタミン・ミネラル配合かを確認する
  • おなかへのやさしさや飲みやすさも重視する

プロテインは毎日の食生活を補う食品だからこそ、成分表示や栄養成分表示を確認し、自分の食事内容や生活リズムに合ったものを選びましょう。

たんぱく質量だけでなく続けやすさで選ぶ

プロテインを選ぶ際は、たんぱく質量だけで判断せず、続けやすさも重視しましょう。

たんぱく質量が十分でも、味が苦手だったり、粉っぽさが気になったりすると、毎朝続けるのが負担になります。まずは少量サイズや試供品で味・飲みやすさを確認し、自分に合った製品を選ぶことが長続きさせるコツです。

また、1回あたりのたんぱく質量は商品によって異なるため、普段の食事でどれくらいたんぱく質を摂取できているかを考えながら選ぶことも重要です。

必要以上に高たんぱくなものを選ぶよりも、自分の朝食に無理なく加えられる商品を選ぶほうが、長く活用しやすくなります。

ビタミン・ミネラル配合かを確認する

朝食にプロテインを取り入れるなら、ビタミン・ミネラルが配合されているかも確認しましょう。朝食では、さまざまな栄養素を摂ることが大切です。

しかし、忙しい朝は品数が少なくなり、ビタミンやミネラルを含む食品を十分にとりにくいことがあります。そのため、ビタミン・ミネラル配合のプロテインであれば、たんぱく質と一緒に不足しがちな栄養素を補いやすくなります。

ただし、配合されているからといって、野菜や果物を食べなくてよいわけではありません。あくまで食事を補うものとして考え、栄養成分表示を確認しながら、朝食全体のバランスを整える意識が大切です。

おなかへのやさしさや飲みやすさも重視する

朝は胃腸の働きが活発になる前の時間帯でもあるため、おなかへのやさしさや飲みやすさも選ぶ際の大切なポイントです。

体質によっては、牛乳で割るとおなかが張ったり、違和感を覚えたりする場合があります。そのような場合には、水で割る、乳糖に配慮した商品を選ぶ、植物性たんぱく質を使った商品を試すなど、自分に合う方法を探すことで無理なく継続につながります。

また、朝は味や香りを重く感じやすい場合もあるため、すっきり飲める風味や、溶けやすいタイプを選ぶと飲みやすくなるでしょう。飲んだあとに不快感がある場合は、量や割り方を見直すのもひとつの方法です。無理に続けるのではなく、体調や食事内容に合わせて取り入れることが重要です。

よくある質問

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ここでは、朝食にプロテインを活用したい人からよくある質問に回答します。

  • ダイエット中に朝プロテインを飲む場合の注意点は?
  • 朝に飲むなら水と牛乳どちらで割るのがいい?

ダイエット中に朝プロテインを飲む場合の注意点は?

ダイエット中に朝食でプロテインを活用する場合は、カロリーの摂りすぎに注意が必要です。

プロテインはたんぱく質を手軽に補える食品ですが、製品によっては糖質や脂質も含まれており、飲む量や回数によってはカロリーオーバーになる場合があります。そのため、1食あたりのカロリーを製品の栄養成分表示で確認し、1日の食事全体のカロリーバランスを考慮する必要があります。

また、プロテインを飲む代わりに食事量を極端に減らす方法はおすすめできません。極端な食事制限は、筋肉量の低下や栄養不足につながる可能性があるため、糖質やビタミン、ミネラル、食物繊維を取り入れたバランスのよい食事を基本としながらプロテインを上手に活用することが大切です。

朝に飲むなら水と牛乳どちらで割るのがいい?

水・牛乳のどちらで割るかは、目的や体質に合わせて選びましょう。

摂取エネルギーを抑えたい場合や、すっきり飲みたい場合は水が向いています。余分なエネルギーを加えずに飲めるため、朝食にほかの食品を組み合わせたいときにも調整しやすくなるのが特徴です。

一方、牛乳で割ると、たんぱく質に加えてカルシウムも補いやすく、まろやかな味わいになります。ただし、牛乳の分だけエネルギー量は増えるため、ダイエット中の方は量に注意が必要です。

また、牛乳でおなかが張りやすい方は、水や乳糖に配慮した商品を選ぶ方法もあります。無理なく続けられる割り方を選ぶことが大切です。

まとめ

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朝食をプロテインだけで済ませることは、基本的にはおすすめではありません。プロテインはたんぱく質補給に役立つ一方で、糖質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などを十分に補えるとは限らないためです。

一方で、忙しくて朝食に時間をかけにくい場合や、朝は食欲が出にくい場合には、プロテインは便利な選択肢になります。

朝から活動するためには、主食や果物、野菜、乳製品なども組み合わせ、食事全体のバランスを整えることが大切です。そのため、商品に記載された摂取目安量を確認し、1日の食事全体を見ながら活用しましょう。

プロテインは朝食の代わりではなく、朝食を整えるためのサポートとして取り入れることが大切です。